ジョゼ

金曜日、2次会で、matsu宅で「ジョゼと虎と魚たち」という映画を見せてもらった。映画を見るなんて超久しぶりだぜ。しかも、いかにも大作という感じでない映画って、そもそも生まれて初めてかもしれない。


ネタバレかもしれないので一応続きにしておきます。

急展開でベッドシーンになるので、「大学生ってこういうものだっけ」とつい思ってしまう(笑)。


決して気持ちの良い恋愛の話ではなかったけど、ハウルみたいに理解できないということはなく、すんなり見られた。これがリアルかというと分からないが、むしろ私に都合の良い方に想像通りだ(笑)。


「帰れ」の辺りのくだりは好きだなあ。でも、あれじゃあ一言目から本心がバレバレなので(笑)、自分だったら勢い良く帰って素直でない奴は損をするという教訓を押し付けるという誰も得をしない選択肢を選びかねないと思った(笑)。だってそこで分かったからって「ホントは居て欲しいんでしょ?」とは言えないじゃん(笑)。



恋愛をしたことの無い人にとって、一人でいることが寂しくないことは、自分でも良く知っていた。自分の思っていたことを言われると、共感する人もいるのかもしれないが、私はちょっと引くかも。


「一年後」っていうテロップが出た直後に、「まだ『ジョゼ』って呼んでるのかよ!」と思ったのだが、それは結末とちゃんとリンクした内容だったんだなあと。外界と遮断された環境に居た人でも、一年ぐらい人間と接して相応の社会性が身につけば、あれはハッピーエンドになりえたんだろうなと。


主人公はいくらなんでも不誠実すぎて私が感情移入するにはきつかった。振った女が落ちぶれてるところに遭遇して、励ます言葉が「可愛いよ」はあり得ねえ。