ポニョ見た

そういえば金曜の夜にピアノの二次会で(録画されていた)ポニョを見ました。


突っ込みを入れていると終わるという意味では、最近の作品の中ではマシだったかも。少なくともそんなに不愉快ではなかった。全体が無邪気で、子供向けに作ったって言ってくれてるから気楽に見られたのかもね。後輩には「考えちゃだめですよ」とかたしなめられてました。テヘッ。


周囲のサークル員たちが、ソースケが決断するシーンについて「このシーン泣けるよね!」と言ってましたが泣けるわけねえだろ!と思いました(笑)。ガキが一生の事なんか判断できるわけねえし。


なんていうか、「無茶苦茶だけど心温まる話」というか、「心温まるように見せかけた無茶苦茶な話」を意図してるのではないかと深読みできなくもない。「これが心温まる話に見えたら、やばいよ」的な。


え?この映画のキャッチコピーに、「子どもの頃の約束は、永遠に忘れない。」なんてのがあるんですか?

以下内容について思った事(ネタバレもあるかもね)
「さんぽ」とか、内輪ネタやめて欲しいよ。ジブリはもう娯楽に徹して、最前線の表現はする気ないって事なのかなー。まあ私は期待してないんでそれでもいいけど。


「ここ(トンネル)嫌い」「来た事ある」って言ってるトンネルは、千と千尋の最初のトンネルでしょうか(笑)。確かに私も見た事ある感じがしたし、嫌いだったのですが(笑)。


説明されない俺ルールがたくさんある気がして、それが子供の空想っぽさを出してるんだけど、子供の空想っぽさを出した作品だってことでいいんでしょうか。それとも大人向けのシュールなギャグだと思えば良いんでしょうか。語るべき事の優先順位が滅茶苦茶なのは明らかで、それが大ボケによるものなか、意図したものなのか。ここまでいくと意図したもののように思える。「魚の子」に「プロパンガスだから孤立してもガスが出るんだよ」と説明するのは異常過ぎる。明らかに観客に向けた説明である。そしてそれをあからさまにやるということは、意図したギャグのように思える。


所ジョージが棒。途中の渡し船のおじさんも棒。


お母さんの運転も無茶苦茶過ぎて笑えない。ラピュタの世界ならいいけど…。