合同新歓について雑感

おとといの合同新歓について。


各サークルは、もうちょっと自分のサークルの売りを相対的に説明した方がいいんじゃないのかなと思いました。合唱とか二つあるわけじゃないですか。Doo-Wopも入れたら3つかな。その目指すところが全然違うとかいうことが、新入生には分からないだろうに、あまり説明がないなあと思いました。そういうところ、芸サ連が特集とか組んで補完してやればいいのかも、とも思いました。


いろんなサークルを一挙に見られるというのは、やっぱり物凄くおいしいな、と思いました。私はもう何年見てるんだよって話ですが(笑)、だってあそこで能・狂言とか見なかったら、そもそも能や狂言自体を全く見ないまま人生が終わる人もいるでしょうよ(笑)。落語研究会が謎掛けやってたのが結構面白くて、あれはかなりアピールになったのではないかと。ステージに乗り込んでいってお題をもらったりしててね。ああいうのもなかなか体験できないのでは。


ただ、あのホールにおける有利不利みたいなのはあるかなと思いました。音響を使う系(Doo-Wopとか)は苦しいかなあと。Doo-Wopは外でも良かったのかもね。ブロックフレーテなんかは音響的にはいいものの、一曲演奏しては引っ込んで奏者を変えるにしては、教室でやるのに比べて移動距離がありすぎて時間を食ってるとかそういう問題もあるかなと思いました。


個人的に良かったと思ったのは、フォルクローレ、筑波小劇場、落語研究会、応援部WINSとかでしょうか。フォルクは、あの時間の短さが合ってるという(笑)ちょっと反則臭いところもあるかも。フォルクの曲って似てるから、長く聴くとだれるんですよ。3曲ぐらいだと本領を発揮できるような。筑波小劇場は、春公演の予告って言ってましたが普通に面白そうでした。あと、最後に流れたインスト曲がかっこよかったので詳細が知りたい(笑)。落語は前述のとおり。応援部WINSは、芸サ連にあるまじきノリが体験できたのが貴重で、楽しかった。完全に体育会な訳だが、リーダーの人の言うギャグとかも結構普通に面白く、浮いて寒い感じになってなくてよかった。


私は結構吹奏のファンなのだが、今回はちょっと微妙だったかな…ホールに対して音が大きすぎる(人が多すぎる)のと、ソロが旋律を奏でられてない(と素人ながら思った)とか、結構問題が多かったような気がする。


われらがピアノは…Bill君が失敗してて不憫でした…。が、まあ後ろで女の子が「スゴーイ」とか言ってたから…あれはあれでも良かったかな?ヒロポンはあのピアノの弱音の限界に挑戦しててそれは良かったのだが(音がたまに消えてるけどそれにしても良かった)、それは初めてあのピアノを聴く人には伝わらないかもなーとは思った。


混声合唱団の「手紙」は、なんか一部主旋律が消えてたような。むくどりの方が持ち味が出てたかなーと思った。あと混声伝統の女の人の衣装はなんかコスプレとかの対象になりそうだなとか思った(今回の感想じゃねえ)。


ESSASSAは、最初のいわゆるミュージカルの痛々しいアメリカンな感じ(笑)で一抹の不安を覚えて、その路線のままのナレーションで不安が加速したけど(笑)、オペラ座の怪人での独唱とかは凄い声量で感心して、まあなんとか持ち直したのかなと。すげー失礼なこと言ってるが、多分私だけじゃなくてお客さんも似たような感想だと思うよ!


ギタマンは内容は結構良かったんだけど、二人と一人っていう編成が偏りすぎじゃないかと思った。ソロもかっこよかったけど…大人数のも一つは見たかったなあ。


能狂はいつも通り「たろうかじゃ」やってた。これ見るの何度目だろう(笑)。いやでも親しみやすくていいよねこれ。普通に興味持つ人もいるのでは。男も女も、以前見た時と(別の人になってるのに)同じ様な声を出してて、あの声色は出そうと思って出してるのか?というあたりが気になった。あと、最後に人が退場するとき、壁に沿って出て行くんだけど、あのホールは壁が斜めなので、手前に戻るように退場していくのが面白かった。正式なのではあんなことないんだろうな。


舞踏研究会は、撮影が緊張した。動きがあるからね。舞研の中の人が客席ですげー応援してて(盛り上げてて)、それも一緒に楽しむ感じだった。アナウンスで「あんな露出の多いドレスなんて無理という方も今度のはどうでしょう」とか言ってたけど、それでも結構露出多いと思うのと、その次のがもっともっと露出の多いのだった。


管弦は準備に時間がかかるからか、自重したようで、演奏自体が短かった。まあそれは英断かな。弦だけだった。20人ぐらいいたか?いきものががりの「ホタルノヒカリ」とかいうのの方がクラシックよりは好きかなと思ったけど、若干繰り返しが多くてだれるアレンジだったかな。なおこれ書いてる今初めて原曲聴いたけどまあまあ好きだな。いきものがかりはバラードはもうやめとけって(笑)。


THKは結構趣向が凝ってて、ラジオ番組をやるのを再現しようっていうものだったんだけど、そのテンションが微妙に痛い感じになってしまってたかもなーと思った。ディレクター(?)が指示を出す様子を再現してるのは(ギャグとして)結構好きだなと思った。あとこれは撮影に難儀したな。映像をプロジェクターで流すのよ。あの暗いホールで露光が足りるわけない…まあその映像は独自にアップロードしてください。アナウンスとかを実演するのは良かった。あと実績アピールとか抜け目ない感じでいいなと思った。


ViCCはそういえば初めて。これも撮影が無理すぎた。でも流れてた映像自体は結構本格的に見えた。


Doo-Wopは、……ちょっと酷かったかなあと。音響のせいもあるだろうけど…、私の耳的には噛み合ってないような気がした。最後の一曲は少し持ち直したかもと思ったが。MCとかは結構こなれてて良かったんだけどね…。内容が伴ってれば…。


ブロックフレーテは、前述のような違和感を感じたものの、出来としてはまあまあ良かったんじゃないかな。ピタゴラスイッチだけ演奏して下がっていくのに会場がどよめいてたけど。ああいう場こそ2本吹きとかやる場面じゃないのかなーとは思ったんだけども。


邦楽は、なんかスーツであのホールでやってるのはシュールだなと思った(笑)。琴二つの合奏と、尺八ソロ。高尚過ぎだっての(笑)。一番時間を押した。日本の伝統の曲って結構長いんだなとか思った。尺八は悪くないけどやっぱ眠かったかな…。