今の自分を励ましてくれる曲はなんだろうか…。

その時の気分によって、曲の印象はかなり変わるものである。
逆に、何かあったときに聴いていた曲として記憶されることもあって、
そういう場合曲からその時の気持ちがよみがえったりするものである。

ホロヴィッツの弾くショパンスケルツォ2番が受験期の冬を思い出させる。
前後より中間部が圧倒的に好きである。


今年のある時期、クロノトリガーの「時の回廊」に完全に波長が合っていたときは、
ほんとうに聴くたびにお腹のあたりが熱くなったものであるが、
今聴いても、当時感じていた「曲にこめられた悲しみ」が感じ取れなくなっている。


曲を作りたいから、曲を作るのだろうか。 内に留めきれない感情が出てきてしまったものが曲、であるべきなのではないか?
と、ちょっと考えてしまった。