退院しますた。後でいろいろ書きます。



(追記:アップしようと思ったら、ネットが不調でできなくてさらに遅れましたが)

はい、少し時間を置いて書いてます。
まあ、後で、になるのもやむを得ませんよね。
退院して帰ってきたんですから、やるべきことはたまってるわけです。

…というわけで、とりあえず緊急の課題をこなしてきました。


逆転裁判3制覇!


はい、それでは順を追って話をしていく事にしましょうか。

まず、私がかかった病は、気胸、正確には自然気胸といいます。
その名に「自然」とついてますね。発生する原因は不明だそうです。

まあgoogleで調べてもらえれば分かると思うんですが、
簡単に言うと、肺に穴が開きました。んで、空気が漏れた、みたいな感じです。


知ってる人は知ってると思いますが、実は私はちょうど1年前にこの病気になっています。
その時は、まあちょっと胸に管一本入れて、漏れた空気が抜けるのを待って、
そしたら肺が自然治癒するのを待ちましょう、という治療でした。
でもまあ破れやすくなってるので、再発の可能性はかなり高いよ、とのとこで、
「再発したら、もう一度でるのはほぼ間違いないから、その時は手術ね」
と医者にも言われていました。

んで、まあめでたく?再発したので、手術してきました。されてきました、かな。


前回が自然治癒まかせだったので、10日間入院したのに比べて、今回は7日。
というか今回は、最初は入院しなくていいとか言われるぐらい軽い症状だったみたいです。

自宅で療養してて、手術前日に入院してくれればいいって話だったんですが、
その時言われた手術日が、9日。ええー遅いやん。

私を誰だと思ってるんだ…芸ザ連の副委員長だぞ…(←マテ)

と思ったので、「痛くて怖かったから入院させてください」
と言って入院させてもらった。そしたら、思惑通り手術日を早めてくれた。

…こんなことまで計算してものを言うのもどうかと思いますが…。
ま、言ってる事は事実なんだけどもね。

まあ症状は軽いので、いったん家に帰ってもいいってことなので、
帰って、どっさりCD持って、ちょこっと日記を更新したりして。


んで、まあ入院、と。前回と同じ階の部屋だ。
看護婦さんにも「前も来てますね」とか言われた。


手術の日は4日ってことで、まあ、ちょっと時間がありますねえ。

実は、9日(つまり明日)に会計責任者会議っていうほぼ「私主催」の会議があって
まあそれに出るのがほぼ絶望的、ってことになっちゃったので、
病院内で必死に資料作成をしてました。B5ノートに10から14ページぐらいかな?
びっしり書いて、後任に見舞いがてらに来させて、うけわたそうってことで。

最初に入院を希望した段階でそこまで考えてました。
家に来てもらうのは大変だけど、病院なら近いだろうと。

んで、まあそんな作業やってると医者も看護婦もビックリしてましたな。
あんまり褒められるので微妙な気分でしたが…。
まあ、皆さん親切でしたな。看護婦って看護士って言った方がいいんでしたっけ?
まあ実質女の人だけだったから問題ないか。

入院中は、大小便の回数とかを自分で記録するんですよ。正の字書いて。
大の方を「お通じ」というのは知ってましたが、小の方は「オショウスイ」と言うんですな。
ま、前回入院した時に知ったんですけど。

ただ、なんとなく思ったのは、こうして記録を付け出すと、
「あ、今日もう昨日の回数においついちゃうな…」
とか、回数に変動を作るのがチョト嫌になって調節したりしたくなるなあ、と。
限りなくどうでもいいですけど。


手術前は、そりゃもう元気でした。
ノートにガリガリ書いて、3日に、後任の財務局長と新旧委員長が見舞いに来た時も、
3時間ぐらい普通にミーティングしてたしね。
その後談話室?みたいなところでピアノが置いてあったからガンガン弾いてやりました。
車椅子に押された患者さんが拍手をしてくれましたよ。いや、私もパジャマ着てる患者なんですけど。

それにしても、見舞いの品が「ラッカセイ」ってのは…。
肺が悪いって言ってるのに…。

病院内では携帯は使えないんですけど、外に出れば使えるんですね。
んで、勝手に外でて電話してきてもいいよーって言われるぐらい
症状は軽かったみたいですね。

ま、メール見てみると全部仕事のメールなんですけど…。
芸ザ連のメーリングリストのが来てるのはともかく、
私が入院しているとは露も知らない責任者から普通に質問メールが来てましたよ。
…何食わぬ口調で答えてやりましたけど…。


手術に関してはかなり丁寧な説明がありました。
最近の流れなんでしょうな。とにかく情報開示っていうのが。
読めば、起こりうる悪い状況みたいなのが列挙されてるんだけど、
そのどれもが横に0パーセントとか書いてあるかんじで。

私と父親は見れば見るほど「一応説明…させられてるんだなこの人も…」と思うわけですが、
母親だけは見れば見るほど怖がっていく感じで。

まあ何も分からない人にわざわざ説明しなきゃいけないのも大変だろうな…と思ったな…


手術は、右わきの下あたりを3箇所切って、カメラとマジックハンド2本を入れて行うとのこと。
それで、肺の一部分を切り取るそうで。切り取ると同時にホッチキスみたいなので
切り取る根元を縫合する器具があるんだそうで。へえーそんなのあるのか。


その後、麻酔に関しては麻酔科の先生から別で説明があった。

手術中は全身麻酔で寝るだけとのこと。
「点滴から薬を入れると、5秒もしないうちに寝ます」コエー。

手術中は口から管を入れて、ガスで麻酔をするらしい。
それとは別に、背中の脊髄の中に細い管を入れて、局部麻酔もするらしい。
それは手術後も残しておいて、痛みがひどくなったらそこからの麻酔で対応するとのこと。


分かりもしないのに一応、使う麻酔の薬の名前聞いてみたのだが、
…結局ほとんど分からなかったな。笑気ガスと塩酸モルヒネぐらい。

「マスキュラックス、これは、筋肉の動きを止めるものですね。
寝返りとかうたれたら困りますので。…そうですね、これは結構有名かもしれませんね
どっかの看護婦がまちがって投与して殺しちゃったとかで…」

…いやいやいや、そんな一部の人(私含む)しか喜びそうにない冗談よしなさいって!
なかなかシュールな先生だなあ…。


意識が戻る事、みんな「帰ってくる」とかいう表現使うんだね。
手術が始まる時、心の中で「逝ってきまーす」とつぶやこうと思いました。


そういえば手術前日寝る前に下剤を飲んだな。

手術の日は夜中0時から食事はいっさい禁止で点滴のみ。(手術は16:30から)
麻酔の先生には「ま、実質それが一番つらいぐらいですかね」とか言われたけど、
私は食に関してはこだわりがないのでね。なんともなかったですね。

食事の時間に、看護婦さんに私のところのカーテンを閉められたのには笑った。
いやいや、そんな配慮無用ですから!うらやましいとか思いませんって。


んで、手術。最初に背中に管入れて、
「はい、では眠くなるのを点滴からいれますねー」

といわれて、確かに5秒以内にプッツリ意識なし。

その後、ぼんやりした時間はなく、デジタルにビシっと目覚めた。
親の顔を見て、…個室にベッドが運びこまれた。


ここからはあんまり言いたくないけど…


…激しく尿意。

確か、手術前に紙おむつとか言ってたから大丈夫なんだろうけど…

「あの、すいません、激しく尿意を感じるんですが、いいんですよね?」

「はい、普通にしてもらって大丈夫ですよ」

普通ってなんだ?と思ったけど、もう尿意と言うか、
尿が出て行くことに制御が利かない。仕方ないので違和感を感じつつも
「普通に」していた。よく分かんないけど。

その後。意識はデジタルに戻ったのだが、痛みはアナログにやってきた。
とにかく背中が痛いのなんのって。痛くて体もうまく動かせないし。

そのまま一晩明かしたわけだが、その間2回も痛み止めの注射を打ってもらった。
看護婦さんに「痛いですよー」とか言われたけど、背中の痛みに比べたらなんともなかった。


正直あの時は痛みと尿意と孤独できつかった。
ちょっとだけ看護婦さんに「横にいてくれないか」と頼もうかと思ったぐらい。


ほとんど眠れず半日たって、体を起こしてもらって、食事をした。

体を起こしてもっらたら、ちょっとは楽だった。体勢のせいだったのかな…。
からだ動かせばよかったのか…。

食事は、ほぼ左手だけで食べた。完食して、薬も飲んだ。

その頃には、尿意の原因は、しまりが悪くなったとかじゃなくて、
尿道に管が入っている」のだと気が付いていた。
異物感ゆえ尿意がとまらないらしい。


それを、……ええ、看護婦さんに抜いてもらいましたよ…。
現場は見てませんでしたけど…恥ずかしいやら痛いやらで、もうなんともはや。

手術後は4本も体に管が入ってたわけですな。
腕に点滴、背中に麻酔予備、肺にドレナージ(前回時に入れたような)、…尿道
痛みの原因は手術の時切ったとこから肺に入ってる奴だったみたいです。

その後元の病棟に戻されてからは、かなり楽でしたな。
自分で楽な体勢を探せるぐらいの余裕は出来てたので。

その日にはpatiが見舞いに来てくれました。
「見舞いは食い物よりCDでよろしく」と頼んでいた通り持ってきてくれましたが…。

病院で椎名林檎ってのはどうよ…。
しかも椎名林檎って…看護婦の格好して歌ってたりしなかったっけ?

大丈夫そうだからって先生は背中の管は抜いていきました。
点滴もその日のうちに抜けました。

その日の晩は、まだ痛かったですな。
上手く寝る姿勢がとれなくて。そういったら看護婦さんは多種の抱き枕と、
タオルを駆使して体勢を作ってくれました。

あと、体を動かすのに肩のあたりの力が痛くて使えないので、
首たてふせみたいな運動を一日続けていたせいで首が超疲労していたので、
湿布を張ってもらったりもしました。

なんとかその晩を切り抜けて、朝からはもう寝てらんないってんで、
来客者用の椅子に座ってたりしました。

そしたら先生が来て、最後の管を抜くとのこと。


…いいかげん疲れたので今日はこの辺にしときます…。