知識の集約

何かにエネルギーを割くと他の事にエネルギーを使えないわけで,何かが秀でていると他の事はできないということになりがちだと思っていたんだけど,実際は,一つのことができるようになると,芋づる式に他のことができるようになる気がする.


知識はその組み合わせで新たな知識を作る事が出来るわけで,知識が増えると場合の数的に賢くなっていく事ができるような気がする.研究テーマもそういう話に近いんだけど.


学生組織にいた時,私は財務局長という仕事をしていたんだけど,激務だったとは思うんだけど(数年に一度はどこかの組織で脱落者が出るレベル),その仕事を二人の人に分割する事は反対したんだよなあ.密接に関わっている仕事を分離してしまうと,それぞれに必要な知識が不足して仕事内容が劣化すると思ったんだよね.結局後輩は,必要な知識をちゃんとまとめてから分離させたみたいだけど.


勉強すればするほど賢くなる方法というのは,時代が進んでも価値の下がらない知識を選んで吸収するということだろうか.あるいは知識の体系化や結び付け方に差があるのか….


インターネットでの検索というのは,物事を体系化して把握しなくても済む仕組みなのかな.それは実用上はいいことだと思うが,学問をやるにはよくないかなあ.