体育会的礼節

体育会系の人は礼節を厳しくしつけられるみたいな話を聞くんだけど,体育会の人が学んでるのって,「誰には逆らってはいけないか」みたいなものであって,決して「礼節」という尊いものを学んでいるわけじゃないと思う.


そして,社会人が言う社会の礼節と言うのはたいていこの体育会的礼節の事であって,守らなくてもいいようなものだと思う.共通してるのは,自分より偉い人がいないと思ってるときの,横柄な態度.大人も,ほとんどの人は「礼節」が分かってるわけじゃないのだ.ただ,どういう風に振舞うのが礼節があるとみなせるかという基準が昔は単純で,それに従ってれば良かっただけなのだと思う.昔は年功序列にもっと力があったはずなので.


型にはまっているうちに本質を理解する人もいるのだろうけど,型にはまっている間は考えなくていいという理由で考えなくなることの方が多いと思う.文・芸的には,型が無いので,自分で考えなければいけない.型も無く考えも無ければ,もちろん無礼だということになってしまうのだが,その方が今の時代にはあってると思う.