ブコメは短すぎるので誤解の元

昨日の話の続き.

「論拠の無いものは論ではない」という話をした.そしてはてブのコメントを見ていると,論拠の無いものばかりになっている.しかしこれは文字数の制約上の限界も多分に影響していると思われる.論拠を含めて言いたい事を書くには,ブコメは狭すぎる.だから論ですらないものが横行している.もっとも,書き手が「論になってない」と認識できるならば,ブコメに書くのをやめて自分のブログに書くなりコメントに書くなりすべきなのだが,そういう認識も足らない.


炎上している議論のさなか,はてブのコメントを見ていると,誤解してる人と理解したうえで反論をしている人が,同じような結論を書いているのである.その誤解の原因を認識している状態で読むとその差は分かるのだが,そうでない人には認識できまい.


誤解しているのではなく理解したうえで反論しているのならば,それを相手に伝えるように書くのが反論側に求められる態度なのだと思う.そのための手段としてブコメは,文字数が足らな過ぎるのだと思う.もちろん,論拠の無い文章を書く事を助長しているというだけで,「論拠の無いものは論ではない」ということが分かってればどうということはないのだが.


通じ合っている人同士は,少ない言葉で理解しあえる.「ツーカーの仲」というやつだ.「話が通じていない」と思ったら,普段より丁寧に説明しようと思うべきだ.