品格

外国人労働者の権益と待遇。彼らの心的負担と暴発。そして日本文化の独自性と普遍性。その閉鎖性と因循。こういうことについてもっと議論が起きないといけない。品格は、そうした議論が決着した後に、見る者と見られる者が対等の立場で語り合うべき話題だ。誰かが誰かに課して良いものではないし、まして、不特定多数の人間が特定の誰かについて評定したり落第点をつけたりできるものでもない。


というよりも、品格は、本来、語るものではない。評価するものでもない。ただそれは人が去った後に香気のように漂うものだ。いずれにせよ、品格について語る者は品格を失う。いま語っている私も含めて。

(太字は引用者による)

あーそうかもねー。