自称非モテをやめた日

昨日の続き。昔は私も非モテをネタにしてたんですよ。それをやめようと思ったきっかけの話。


大学2年の終わりぐらいに、キャンパスガードっていう仕事をしてたんですよ。キャンパスガードっていうのは、大学の合格発表とか宿舎入居とかに、新入生を狙った怪しい団体の勧誘が現れるので、そういう団体から新入生を守ろうとかういう趣旨で、学生が主体になって警備とかをやるっていう活動です。


あれは入学手続きの時だったのですが、私は統括の立場をしていて、私の担当区域には一般の運営委員(執行部じゃなくて、)の後輩女三人が入っていました。


んで、その時は本当に不審な人が表れまして、その後輩女らが本当にビビった様子で私に「対処してください」って報告してきたのです。「いやー俺より君らの方がたくましそうに見えるが」と内心思いつつも、そういう局面で女の子に頼られるという事態がちょっと嬉しかったのですね。


その後、別の日に三人のうちの一人に会った時に、そん時の話を思い出して言ったのですよ。


「いやーあん時さあ、なんか女の子に頼られて嬉しかったよ。僕ってひょろひょろしてるし男として扱われてないって思ってる事が多かったから」


そしたらその子、目をそらしつつ小声で、


「ドッキーン」


とか言ったのですよ。いや、今でも聞き間違いじゃないかと思う事もあるんですけど。実は「キメエ」みたいなこと言われてたんじゃないかとか。「ファッキン」とか。


というわけで、モテないからと安心して非モテネタを話して良い程に自分は非モテに見えないらしいという事をその時認識し、以後かなり慎重に態度を選ぶようになったのでした。おかげで彼女いない歴=年齢を守り通しております。本当にありがとうございました。