ドクター進学の事

M1の後輩がドクター進学を決めたことについて、ちょっと前に話をしました。


後輩「ドクターに行くって言って、就活からの逃げのように言われるのが気に食わない」


そうですね。自ら進んで茨の道を選択している覚悟のつもりなのに。


後輩「インターンに行って、あと学会で賞とか取れて、ようやく『普通に就職してもやって行ける』と実感できたので、ドクターに進むことが決意できた」


それは凄く分かります。私も、その自信が無かったら、もっと迷ったと思う。実際、私はドクターに行くって言った時に、誰からも「就活からの逃げでしょ」のようなことは言われなかった。まあ、逆に「会社でやっていける社会性が無いけど研究者向き」と思ってた人もいるのかもしれませんが。(私もその後輩に対して、就活からの逃げだなんてカケラも思っていないのですが)


この、誰からも、「こいつなら大丈夫だろ」と思われているのは私の誇りであるわけですが、自分の実力がその期待に追いついているかというと…。怪しいことも結構あります。というか、その期待が重荷だったことも何度もあります。でも、重荷を背負うなんて、当たり前の事だとも思うのです。