428 クリア後レビュー
クリアしてた428のレビューを書いてなかったので書いておこうと思います。
- 出版社/メーカー: セガ
- 発売日: 2008/12/04
- メディア: Video Game
- 購入: 1人 クリック: 43回
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参考リンク
レビュー
上記の参考リンクから分かるように、そもそもこのゲームは評判の良いゲームで、私もそういう評判を見てやっておくか、ということで買ったんですが、まあもちろん十分楽しめました。ただ、基本的にはこれはノベルゲームなのでお話を読んでる感じですけど。
ゲームの概要としては、平行して2〜5人のストーリーを読み進め、それぞれの人物の選択肢が他の人に影響したりするので、物語を完結できるように導いていく、というもの。前作「街」と一緒ですね。
写真や動画に載せて文章が出てくるんですが、その写真も動画も文章も物凄い懲りようですね。写真の一枚一枚が凄く印象的で、それ自体が楽しめるレベルでした。文章も、文字の大きさが大きめで読みやすかったり、ボタンを押して文字が出てくるタイミングとか速さとかが凄く丁寧に調節されていて、やるなあ、と思いました。
システム面が非常に快適で、特にこのゲームは分岐を選ぶために何度も前の場面にもどったりする必要があるんですが、全く不自由さを感じませんでした。素晴らしい。
で、ストーリーなんですが、どんでん返しがたくさんあって、でも破綻していなくて、素直に面白かったです。事あるごとにうおおおお？って感じで盛り上がっておりました。私は大沢賢治と梶原刑事のやりとりが好きですね。人間関係について真面目な話をするところ。
不満があるとすれば、建野の話かなあ。理由付けがあったとしてもそれはちょっと人の道を外れすぎではないか…。そんな判断ぐらいつくだろうと。
文体(というか脚本？)も結構真面目な雰囲気でしたね。同人ゲームにありがちな寒さとか悪乗りも全然なくて、終始没入して読む事が出来ました。その代わり？Tipsという用語解説は悪乗り全開でした。でも本文じゃないという意味ではバランスが取れていたのではないでしょうか。万人向けという意味で。大人が読んでも恥ずかしくない内容だったと思います。
うーん、なんだかレビュー書いてても気持ちが乗ってこないなあ(笑)。面白かったんだけど、既に世間的に評価されてるから使命感とかが沸いてこないのか(笑)。なんとなく「でも有罪×無罪の方が印象に残ってるような…」という気がします(笑)。ゲームとしての新しさが少ないんだろうか。ただ結構安く買えますし、間違いなくオススメはオススメです。
そうだ、クリア後の話。特別編的なものを二つ見ました。別の脚本化が手がけているという事でしたが、本編と同じく実写の、我孫子武丸が手がけた方は、本編とそんなに変わらない雰囲気でした。しかしアニメ絵になっている、TYPE-MOONが手がけた方は、なんつーかオタ臭がしました(笑)。でも見ておいてよかったとは思いますよ。せっかく買ったんだし。面白い試みではあったと思います。超人的な人達の話を書くにはアニメ絵の方が都合が良かったって事なのかな、と思いました。
あと私は普段笑わない女の子が笑うというシチュエーションに弱いという事を自覚したので今後気をつけようと思います(何にだ)。
