わずか半日…秘密基地はもろくも崩れ去った。

真面目な文章を書いている。書きたい、文字にしておきたい、と思うことは多いのだが
いざ書き始めると全体の構成としては何もできていなかったことに気づき、悩むことになる。

私は作曲も似たようなものである。全力で自転車をこいでいる時ふとしたメロディーが
浮かぶことはよくあるのだが、いざピアノの前に向かうと手が出ない。

しかし、明日ぐらいには一つ目の文章は書き終えられそうである。


今日あったニュースといえば、巨人のナベツネが辞任した。
野球はあまり見ないのだが、父親が解説する内部事情はおもしろいのでよく聞く。

今回は、自分でニュースを読んだ瞬間からおかしいと思った。
スカウトの際にお金を渡していたことが発覚したため…と言っているが、
スカウトで不正お金を渡すのは、どこの球団でも当たり前にやっていることである。
それを今まで一番あからさまにやってきた球団が、
その当たり前のことが発覚したぐらいで、オーナー辞任のみならず
最上階にいる重役が複数解任になるとは到底思えない。

インタビューに答えていたダイエーの監督なんかも
「こんなのはよくある」と言っている。当然、自分もやっているのだ。罪悪感無く。
しかし、「こんなことぐらいでやめることないんじゃないの?」とは言わない。
あくまで敵だからであるし、自分も辞任させられるかもしれないからだ。

しかし星野(元監督)は「それだけじゃないはず」ということを示唆した返答だった。

これは「より重大なことが明るみに出る前に全力で逃げよう」という意思決定であろう、
というのが父と星野の出した推理であり、私もそれに同意する。