義務をこなさない人を許すことを「優しい」と呼んでいいのだろうか。
義務をこなしている人に対して非常に「優しくない」行為になるのだが。


試験などで問題に間違いがあったら、普通は全員に丸をつけることになっている。
それを聞いて「よかったね」とか言う奴がいるが、
得をするのは本来その問題が解けなかった奴である。
その問題が解けなかった奴が得をするだけなら「よかったね」でいいかもしれないが、
上位から合格する試験においては、それは必然的に、
本来問題が解けていたはずの人が相対的に損をすることを意味する。
「よかった」わけがない。


許せばいいってもんじゃないことはたくさんある。
私は私の考える優しさを最大限出そうとしているだけだ。


特に今日むかついたことがあったわけではないんだが。


仕事をたくさんする人としない人とに、同じ給料を与えることは「優しい」だろうか。
勉強した人としなかった人とに、同じ成績を与えることは「優しい」だろうか。
ピアノを必死に練習した人としなかった人とに同じ拍手を与える事は「優しい」だろうか。

「見合った評価を与える」ことが、合計の不満を一番少なくする方法だと思う。
努力もせずに不満を言う奴の事など考える必要はない。