中庸

中庸って言葉を倫理とかで習ったと思うのですけど,その深い精神は分からないけども,「過ぎたるは及ばざるが如し」みたいな話で短絡的には理解しています.


要するに,物事の最良の段階というのは,極端な場所ではなく,その間にあるということです.


例えば,試合に臨む際に,「緊張」というのは,「した方がいい」とか「しない方がいい」とか不毛な議論を続けないで,「適度な緊張」というフェーズがあることに注目するという事です.


で,この前言葉の言い換えという話を出しましたけど,私はあの言い換えは基本的に使えないと思います.なんでかっていうと,ある分野についての度合い違いにそれぞれつけた名前であるからだと思うからです.つまり良い方の言い方にはそもそも良いという意味が含まれているということです.


例えば,協調性があるというのと,同調を強いるというのは,本質的に同じベクトルだと思いますが,協調は良い意味です.


ほったらかし-協調-同調圧力


というわけで,「放任がいいんだよ」とか「厳しく指導するべきだ」というような不毛な議論はさっさとやめて,「バランス」という概念を早く持ちましょう.これはかなり応用の利く考え方だと思いますよ!孔子マジ賢者過ぎ!


ところで,面接とかで嫌いなものを聞かれたときに,「協調性と同調圧力の違いが分からない人」とか答えたら落とされるでしょうか.