帰属意識

私は帰属意識というのが強いのではないかと感じる。帰属意識というは、「私は○○の団体の構成員としての自覚がある」というような意味だと思う。


いや、本当に思ってるのは、私の話じゃない。他の人の帰属意識が物凄く低いと思っているのだ。


一番思うのは、ピアノ愛好会において新入生が来た時だ。昔からあのサークルは、訪ねてきた新入生に「ピアノ愛好会は良い所だよ」って伝えようという意識が皆無に近い。昔はずっと怒っていたのだが、「お客様」意識の抜けない人達だ。先輩になっても「評価される側」になることから逃げるために「評価する側」で居続ける。


サークルの良さを伝えるには、どうしても「自分」を通して伝えるしかない。もちろん、部費が高くないとかピアノが使えるとか、そういった単なる事実は誰でも伝えられる。でも、「このサークルに入ったら楽しそう」と思ってもらうには、自分が人間の総体として評価される事は避けられない。


たまに他の男が話しかけてるのを見るが、大抵の場合あれは自分を売り込んでいるのであって、「自分を通して、この団体が良い所だと感じて欲しい」と伝えていないように見える。逆に、話しかけられない人は自分そのものが評価される事におびえ過ぎてるんだと思うが。


それに関しては、命題は「自分を介して団体の良さを伝えるが、自分自身の売り込みではない、という接し方を見つける」ということになる。うーん、これがぱっと答えられれば格好いいのだが、出てこないね。これから考えるべき事項としてストックしておこう。新入生に話しかけるって事で言うと、同性に話しかけるとかが基本かなーとかは思うけど。


で、本題の帰属意識について。自分がその団体の人間であるという自覚があれば、その団体を良く見せようという気持ちは自然に生まれるものであると思う。私が知りたいのは、それを持つ人と持たない人がどうして生まれるのかということである。