「繋ぎ音」の効果

この記事に関してはとりあえず同意したうえで,この「えーと」「あのー」等の「繋ぎ音」が有効に働くケースもあるという事を解説.以前も書いた気がするが自分で見つけられなかったので気にせず書く.


結論から言うと,繋ぎ音には「話し始める前に,情報量の無い言葉(音)で注意を引く」という活用法がある.


ある時私が人と話していて,その人の話が聴き取れずに何度も聴き返す事になって「別に発声が悪いわけではないにの何故聴き取れないんだろう?」と考えて,その原因が「話し始めに文脈を決める重要な単語を置いていて,それがいきなり出でくるのでまだ注意が向いていなくて聴き取れない」のではないかと考えた.


プレゼンの時というのは,元々が一人の話者に注意が向いている状態である.しかし例えば大人数でワイワイ話している時には,一度「これから自分が話すぞ」という意思表明をしないと,話し始めの数文字分はみんなの耳に届かないだろう.その意思表明に使えるのが「繋ぎ音」だという事だ.