情報夜話

おもしろい.こういう話をすると情報の大事さが分かると思う.まあこういうことを研究してる人がたくさんいるわけではないのだが.

それにしても、何故欧米は3桁刻みであり、東洋は4桁刻みなのか。 それは、私がずっと以前から抱き続けてきた疑問であるが、 未だもって、その答えを述べた本を目にしたことがない。

 そして私は、自分勝手に、東洋における4桁刻みは、「万乗の君」 から来ているのではないか、 換言すれば 「平方」 から来ているのではないかと想像している。

他方、欧米における3桁刻みはどこから来ているのだろう。

(中略)

3桁刻みは立方体なのだ。キュービック(cubic)なのだ。 そのよって来た所は 「乾し煉瓦積み」 なのだと云うことである。

 西欧文明の淵源となった中近東では、家を作るために壁を積むにも、 町を作るために城壁を作るにも、乾し煉瓦を積んでゆく。 ギッシリと積んでゆく。 外部だけが煉瓦で中味は土とか石とか云うのではない。 だから、煉瓦が幾つ必要かという計算は、タテ×ヨコ×タカサである。 かくて、タテ10個、ヨコ10個、タカサ10個の1000個で1つの単位ができる。 だから、3桁刻みになったのだ。と考えるに至ったのである。

1つの仮説として、4拍子 (すなわち2拍子2回) は歩行のリズムであり、 3拍子は乗馬のリズムであり、彼我の違いは農耕民族と騎馬民族の違いに由来するのではないかとしている。

真偽は分からないが,なかなか面白い.