25周年コンサート終了

昨日25周年コンサートがありました。

自分の演奏について

とりあえず…なんとかなったか、という感じ。前回出したのが新歓コンサートだからその時既に大体出来てたはずなんだけど、新歓コンの時は止まっちゃったのが、今回は止まらずやりきれたってのは、上手くなったかならないかはともかく、練習の成果という事なんだろうと思う。


リハが朝の9:30ぐらいって言われて,そんな声出る訳ないだろ…と思っていたけど,その時点で結構出てたんで,いけるかもと思いました.代わりにピアノはちょっと慣れない感じで困ったけど.


ちょっとうろ覚えだけど、確か2番のBメロ辺りで伴奏を盛大にミスって、数フレーズは手をどこに置いたらいいんだろう状態だったんだけど、歌だけは必死に歌い続けた。なんとか止まらず復帰する事が出来た。ほとんど前を向いて歌ってるので鍵盤はチラッとしか見えてなかった。これもやはり数をこなしてあったから出来た事だと思う。あと、あの時は自分でも絶対止まらないぞという強い意志(笑)を感じた。


復帰できてテンションが上がったのか2番のサビからちょっと音量を上げすぎた気がした(笑)。そうなると今までのケースでは最後まで息が持たなくなっていたので「やべっ」って思ったんだけど、そのまま無理やり通した感じになった。


練習の最後の方では、「ここでツバを飲む」みたいなチェックポイントも入れてあった(笑)。それもちゃんとやれたと思う。


本番のマイクの位置は、歌的には良いけどピアノ的には鍵盤があまり見えない位置(高め)にした。鍵盤を自分でも信じがたいぐらい見ないで弾いてたせいで盛大に何度も外したけど、あれで良かったと思うしかない感じ。まあ私の実力ではこんなぐらいですな、と。


音量はマイクが大きかったみたい。リハの時私もそう思ったので伝えたんだけど、ノバホールの音響さんは「このままでいいと思いますよ」って言うんで、そうなのかなと思ってたんだけど。まあしゃーない。なにせリハ時間ほとんど無かったし。


評価としては、結構いろんな人に褒めていただきました。特に今回一緒に出演した私より上のOBOGの人たち(猛者達)みんなに褒めてもらえたのが嬉しかったです。その他、何人か内輪以外でも直接感想をもらえたりもしました。


そういえば母も来ておりました。「まあ結構良かったけど、何言ってるかわからないのが残念だった」との事でした。これは課題ですねえ。かっこいい声にしようとして犠牲になってる面もあるし、歌詞をきちんと伝える歌い方に出来ていない(歌詞の理解と表現が出来ていない)のもあります。あとは音響のせいの部分もあるとは思います。


その他「アナウンスの位置から声が出るのはどうなのかな」みたいな指摘がありました。なるほど。まあどうにかできたわけじゃないんですが。

コンサートのその他演奏

いやあ長かったねえ(笑)。私は座り過ぎで腰が痛くなってました。しかも難しい曲多過ぎ。例えば、プログラムでショパンの革命の解説に「高度な技術を必要とします」って書いてあって、全くその通りのはずなんだけど他の曲がさらに酷すぎてなんか普通の曲に感じましたよ(笑)。落ち着くなーみたいな(笑)。


個人的にはヒロポン(リストによるバッハの変奏曲)の演奏が別格だった気がした。なんなんだあいつは。あとは、沈める寺がすげえ上手かった。意外なところに伏兵が。あの部は音色が他の部と違う人が固まっててなかなか趣向としても良かったような。


二台ピアノは、私的にはラフマニノフに軍配。派手派手しくて良かった。というか,皇帝の方は,元のアレンジがなんか物足りないような気がした.


協奏曲の前のOB二人のを聴いてて思ったけど、やはり私はスクリャービンの曲が馴染むなあと思った。あんまり弾きたくは無いけど(笑)。


最後の協奏曲は…やっぱすげえ迫力だなーと思った。三人で一楽章ずつ担当するというのもなんかいいなあと思った。素人がなんとか協奏曲を実現してやるんだ!って感じが(笑)。

運営とか

運営はもう限界でしたね(笑)。ホールのノウハウもないし仕方なかったとは思うけども。私も、色々聞き出しては言い回ったりしてました。具体的なことを書いてもいいけどきりがない気がするのでやめとこうと思う。


そういや、今回のアナウンスはヒロポンの高校の同級生の声優さんだったらしいです(笑)。なぜそんな人が呼んで来れるんだよ(笑)。


展示なんかも作っちゃって、凄い気合の入れようだったね。作曲者の関係図とか、リストの生涯みたいなのとか。愛好会の先輩も感心してましたよ。「いつからこんなまともになったんだ…」とか(笑)。

その他思ったこと

自分の番が終わって緊張が抜けてきたところで、観客席で演奏を聴きながら色々と思いを馳せていました。


私はこのサークルに長く居て、ずっと運営的には力添えをしてきたつもりで、それを疑ってる人は居ないと思っているので演奏はそんなに頑張らなくてもいいかと思っていたけど、今回は演奏面でもなんとか貢献できたかなあと。我々はプロの劣化版なんかじゃないんだって事、いつからだって新しい事に挑戦できるんだって事、そんなことを全力で表現したつもりです。OBの方が、その事は強く感じてくれたのかもしれません。新入生にとっては私が歌ってるのは当たり前だけど、以前の私しか知らない人は弾き語りをしてるなんて思わないでしょうから。


また、ピアノのコンサートというのは、基本的には一人ずつ弾くものだけど、リレーのバトンみたいに「ちゃんと繋いだぞ!」という連帯感があるものなのではないかなと思いました。あるいは誰かが失敗しても「オレが何とかするから任せておけ!」というような。私は自分の演奏の時は私自身が主役になったつもりで演奏はしていますが、あのコンサートの主役はやっぱり最後の協奏曲だし、全部の曲が大曲になるのはコンサートとしても良くないから、やはり全員が主役というわけにはいかない。そんな中、きちんと自分の役割を果たすという気持ちが生まれるものなのではないかなと思いました。もちろん、演奏しない人も含めて。


長く面倒を見てきたサークルの雄姿に感動したという想いもあったけど、今回は本当にやる気のある人の積極的な動きによる部分が大きかったと思うので、あんまり恩着せがましいことを言うのは良くないかもしれない(笑)。でも私としては、芸サ連の人として広い意味でこの大学における芸術を支援してきたつもりで、それが今回管弦と共同でやれるようなことにも結びついているのだと思うと、改めて頑張って良かったなあと感じました。


これらに加えて、あの歌を延々歌っていたこの一年間の事を思い出して、歌詞の意味を噛み締めながら観客席でさめざめと泣きました。

写真

音に比べりゃいらんのだけど.一応.姿勢はかなり色々考慮した結果こうなった.