リニアでない成果

9/1に初めての国際会議発表をしてきました。国際会議と言っても国内の北九州ですが。とにかく「怖かった」です。いや、発表をする事が怖かったのではなくて、準備が終わらない事がです。英語発表は初めてだったので十分な練習をしたかったのですけど、発表するセッションの開始10分前ぐらいにスライドが一通り完成するという状況でした。なんとか無事終えたわけですが、終わってからも思い出しては身ぶるいしています。


何でそんな事になるかと言うと、話がまとまんないんです。概念の整理が自分の中で出来なくて、それを解決できなくて悶々と悩んでしまう。別にサボりたい訳ではなくて、真面目にやってるのですがさっぱり進まない期間があって、不安でずっと吐き気がしていました。


結果として英語はメチャクチャだったのですが、発表の構成と概念の整理はやるだけやったおかげか、想像以上にすんなり聴衆に伝わったような気になりました。「研究発表なんだから英語より内容が大事」って言葉をどっかで見ましたが、やっぱそうなのかなと思いました。



最近とにかく、時間に対して比例する成果をあげるという事が出来ません。正直言ってやる気も出ません。頑張らなきゃいけない局面で自分が頑張ってくれません。「なんで自分はこんななんだ」と自分を罵るような気持ちになる事が増えました。そのためいつもこの種の「怖さ」に直面しています。もうずっと吐き気がしています。ただ、どこかで自分を信じていると言うか、「とは言えお前はなんとかするんだろ」と思っている節もあるなあと思います。もっと言えば、そう思うから限界まで内容そのものに向き合っているのかなとも。そのせいで怖いんだからいい加減にしろやと自分で思うわけですが。


担当している授業の準備でも毎回そうなのですが、いい説明というのは私にとっては自然に思いつくものではなくて、「ひらめき」を必要とするものなんです。そういうものを得るためには、「そのことで頭をいっぱいにしてから、自分の中に潜る」みたいな事をしないといけません。いや、私にとってはそうなだけで、それがスラスラ出来る人も居るのかもしれないんですけど。


そうした方法は非常に怖い半面、刺激的です。「冒険に出かける」といった風情です。


…なんか書いてて面白くなくなってきた…。