9日の朝に書いてます。今から家出ても授業終わってるので…。

昨日は家帰って夕飯食べたらすぐ寝てしまいました。

ピアノOBの方からのCD化についての意見を土井さんにまとめてもらった分と、
それに対する私の返信を載せておきます。
名前だけ一応伏せておきます。
あと、やはり返信で全部送るには長いと言われたので、ここのURLを
示す形でOBの方には告知する形になるかもです。


まず、まとめてもらったOBからの意見

---------------まとめ-------------------------------

法律の問題がグレーだが愛好会内での個人の利用として
貸し借りの延長としてやるのはまあ良いんじゃないか。


しかし、それをするにあたって以下の点について
留意した方が良い。(注 OBからのアドバイスとしてお聞きくだ
さい 意見の強制ではないですよ(土井))


1.愛好会内として、配布範囲、配布期間はどうなっている。
OB会を含めるのか。

2.気分的な問題
特に過去の録音についてコピーをどんどん作られることに
良い思いをしない人が出る可能性は常に否定できない。
(OB会全員の了承は取れないので)

3.手間の問題(HDのメンテナンス、引き継ぎ、書き込み時間等
の担当者の負担)
から従来通りの貸し借りの方が楽ではないか?


また、過去の録音、プログラム等の資料については
OB会で引き取って分散して保管してはという意見も出た。
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次に
メンテナンス系の意見抜粋



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んー,愛好会内で配るだけならいいんじゃないの?と思ってま
したが,
よくよく考えると実行するのは大変だよー.

著作権以外の障害(と思われるもの)
○HDDは壊れる.2〜3年,長くても5年で危険域に….新HDDへ
のデータの移行とかバックアップとかをせねばならず,担当者
の負担が増大(データ増毎に負担倍増).
○CD-RやDVD-Rなどへの書込みは手間が掛かる.ドライブが早
くなったとはいえ,40分前後の演奏で1枚あたり10〜20分は掛
かるのでは? 編集(自分の弾いた分だけ全コンサート分コピ
ーしてくれなど)まで頼まれた日には「やってられるかー!」
ってなったりして.メディア実費だけでは,実行するのがイヤ
になる担当者がでてきそう.
○前任者から新任者への移行が大変.HDDごと渡す? HDD規格
が違ったらどうしよう….
○そもそもHDDへのコピーが大変.おそらくMDなどで録音して
いるだろう媒体をコンサート毎にHDDへ録音するのが大変です

○配布期限設定が必要? いつまで配布可にするか.コンサー
ト後1年とか? 演奏者が現役のうち? 半永久的?
○配布範囲は? 誰に複製品を配布するか.出演者どうしの
? 現役愛好会員のみ? OBも含めて愛好会に携わった全員?

などなど.うーん,大変そう…^^;
今まで通り,欲しい人はMD/カセット借りてコピーして,のが
楽かも.
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OB会で出た
法律関係の抜粋。

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さてCD化についてですが、著作権法を調べてみました。

作曲者には曲の著作権、演奏者には著作隣接権という
権利が発生します。(プロ・アマ問わず)
演奏された曲をCDに記録し、それを対価を取って販売する場合
、権利を有する作曲者と演奏者の許可が必要となります。
ここでいう販売には、営利を意識してなくてもお金のやりとり
が発生するケースすべてらしく、CDの原価だけという場合も含
まれます。例外として著作権については作曲者が死亡して50年
以上たった場合は、著作権保護期間が切れるそうで、権利を持
つ人の許可を得る必要はないそうです。

今回の話に当てはめると、
1.著作隣接権をもつ演奏者(OB)の許可が必要。
2.著作権保護期間内の曲については作曲者の許可も必要。
となります。

1については連絡が取れないOBの演奏をCD販売することによっ
て、もし何かあったとしても、身内のことなので穏便に
解決できるかもしれませんが、2は日本音楽著作権協会とかを
相手にすることにもなるかもしれません。まあ外部に販売しな
ければ、実際そこまで大げさにならないとは思いますけど。私
見ですが、愛好会としてMDをCDにまとめるまではいいとして、
それを販売するという制度をわざわざつくらなくとも、聴きた
い人が会からメディアを借りて自費で複製するのがよいのでは
ないかと思います。(要はいまといっしょ)

※MDからCDにする場合、実際には複製権というもの考慮する
必要があるようですが、非営利で私的な範囲であれば、
そこまで厳密に考えなくてもよいようです。

著作権について補足。
編曲には作曲者と編曲者に著作権があります。なので
作曲者50年ルールが外れても編曲者が生きてたら編曲者に対し
ての著作権保護が適用されます。

出版に関しては、著作権の一つである出版権というのが作曲者
や編曲者にありますが、出版社はその権利を借りて出版してい
るだけなので、出版社が権利を持っているわけではありません
。(権利を出版社に譲渡した場合は別)
ですので楽譜に複製禁止とかかれているのは、作曲者50年が
切れてなければ作曲者の権利(複製件)を代弁しているという
意味に解釈できますが、著作権が切れているものについては、
法的な根拠がなく出版社がいっているだけ、ということになり
ますね。(にわか知識なので間違ってるかもしれません。)

これまでの話をまとめると、50年ルールが切れてなければ、
著作権を持つ作曲者と編曲者に、著作隣接権を持つ演奏者に
CDへの複製許可が必要になりますね。個人利用の範囲は除いて


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そして、私の回答。
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岡田です。意見まとめてくださってありがとうございます。
OB会の方にも貴重な意見いただきまして…以下略、とお伝えください。
今の時点で返答できる部分を書きますので、報告してもらえると幸いです。
そのまま転送でも構いませんが文体が怪しいところもあるかもしれません(笑)。

>HDDの受け渡し
すでにUSBでつなぐ外付けのHDDで行っていますので、受け渡しは容易です。
しかし壊れることについては勉強不足なのでよく分かりませんが、
安くなるのが早いので次買うまでには手軽になっている、あるいは
よりよい媒体が存在するのではと踏んでいます。

>書き込み時間
CD一枚5分もかかりませんので、一度に大量に焼く時意外はたいした負担にはなりません。
大量にやる場合はISOイメージを配布して製作班数人で焼く予定です(今のところそれをやる予定はあり
ません)。

>HDDへの保存
コンサートはすでにノートパソコンへの直接録音を開始しています。MDも予備で録ってます。
なので今後に関してはトラック分けをするだけでいいところまで技術的に落としこめたつもりです。音
響室の使い方についても近々詳しいマニュアル等を公表できる予定ですし、早い段階から引継ぎ(研修)
も行っています。
MDから取り込むよりノイズが少ないという利点もあるので、技術的に後退したくないとも思っています

過去の演奏の取り込みはMDからになりますが、それは製作班のモチベーション任せにさせてもらう予定
です。
一応やるならば、新しい方から、あるいは、リクエストのあったものから、と決めてはいます。
個人が弾いた曲を集めての編集については、今のところ予定していませんが、ファイル名の付け方など
工夫していましてそれなりに簡単にできそうなので、それも製作班のやる気次第では実現するかもしれ
ません。卒業の際のプレゼントぐらいにはできる予定です。

>配布期間
取り込んだ後焼くのはほとんど労力ではありません。むしろ取り込みにかかった時間が浮かばれる行為
と考えられるので、過去のものでもいつでも配布したいと考えています。コンサート直後のミーティン
グに十数枚用意する以外はすべて受注生産という形にしたいと考えています。
加えて、最新のミーティングで了承を得たのは、「今後ピアノ愛好会では録音することに皆納得した上
でコンサートに出ること(あるいはそれを知った上でサークルに入ること)、そしてそれは皆で聴くため
の財産とすること」なので、今後に関しては半永久的に配布を可能にできると考えています。

>配布先
CD化(というか、HDDへのデータベース化)の利点はなんといっても複製が容易であることなので、是非広
範囲に配布したいとは考えていますが、つくばにいないOBにまで郵送する手間をかけることはちょっと
考えていません。しかし愛好会員への配布の予定なので、愛好会員が買って個人的に送るのは問題ない
かと思いますし、愛好会員が自分のために買うこととの区別はつけようがないと考えています。愛好会
員が買ったCDの、友人への配布も同様です。OBでもつくばに来る際に注文いただければ用意する予定で
す。

>今までの方法との比較
今まではMDで録音していて、それを聴きたい人が借りて聴いたり複製したりしていましたが、
大元を持っているのは常に一人で、それを返却するのも気まぐれで聴きたくても聴けないことが多々あ
りましたし、そもそもMDを聴ける環境にある人が少なく、ほとんどの人が利用していない状況でした。
CDを約50円で配布できれば皆が演奏を手軽に聞けるようになり、コンサートへの意識も高まるのではな
いかと考えています。
CDの複製は製作班と無関係に横の関係で行うことは否定しないつもりです。
メディアを持ってきてもらった場合それに焼くことも応対する予定です。
しかしまとめ買いする方が安いことと、メディアの選定も慣れてる人がした方が得だと考えていること
、そして欲しいコンサートの数だけメディアを用意するハードルと一枚につき50円払うハードルには差
があると感じていること、メディアの管理としても製作班としては自分で用意する方が楽、などの理由
により、基本的に「製作班がケース付きメディアを買って50円で配布」という形態をとりたいと考えて
います。
ちなみに、二枚組みのCDについても検討しまして、100円ショップで二枚入りのCDケースが3つ100円で買
えることが分かったので、一枚33円ぐらいになるケースなしのメディアと併用して、二枚組み100円で売
りたいと考えています。

>ジャケット
お伝えしていませんでしたが、CDのジャケットに関しても検討しました。
製作は、まず曲目のみの簡易の物をCD製作班で用意し、コンサートでジャケットの係りを毎回決めてお
いて、その人のが完成次第そちらを利用できるようになる、とします。
webにアップして、各自印刷とする予定です。注文可能なCDのライブラリとあわせて、愛好会のwebサイ
トの会員専用ページにwikiを利用して常に閲覧可能にします。
ちなみに現在は専用ページを用意していないので、参考までにご覧ください。

http://www2.coins.tsukuba.ac.jp/~i042334/noname/noname.cgi?p=library

過去のCDに関しては、CD化が完了次第MLで製作する人を募るつもりですが、
量が量なのであまり真面目にやるつもりはなく、曲目だけでも良いだろうと思っています。


以上が現在返答可能な分になります。
著作権等に関しては、やはり外部に売ることは今後とも凍結するしかなさそうだなあと思っているとこ
ろです。愛好会というまとまり内は公私のうち私と見ていいのではないかと考えていますが、
ほんとのところはグレーのままなのかなと思いつつ…という感じです。

愛好会員の権利自体は、ミーティングで了承をもらった形になり、今後に関しては特に考えない予定で
す。以前の録音に関しては、現在の愛好会の資産でもあるとも考えられると思いますが…。
可能な限りの告知をした上で、反論がなければ、という形にさせていただきたいと思っています。

長くなりましたが、また何か意見等あればお聞かせくださると幸いです。




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まあそれはそれとして日記を。

今日は研修会の補講を行いました。

約一時間半休み無しで喋り続けるのを二回やりました。
ホワイトボード用意して、資料に線引かせつつ…。

あと二回ぐらいはやらないと全員終わらないなあ…。



夜にウムラウト邸に行ってみる。三人かよ(笑)。

学園祭で知り合ったピアノオタの人からもらった数々の怪しい曲と
怪しい楽譜を譲り受ける。ぐへへへへ。