歌を覚えることについて

なんだか前より歌を覚えるのが大変になったような気がしています.歌というものへの理解は深まってきてると思うのですが,むしろそのせいで覚えるのが困難になってきているようなのです.

  • 同じ曲を聴いても,覚えることが多くなった

まずこれが最大の原因だと思われます.いろんな点を意識できるようになったので,「覚えた」と言える段階が遠くなってしまったのです.


例えば,ふわふわ時間の唯と澪では,「ずっと見てても気づかないよね」の最後の「ね」を,伸ばすかどうかが違います.「今夜もお休み」の「すみ」ところでは,澪は単純に2音で歌っているのに対して,唯は「すぅみ」のようにピッチを滑らせて(っていう表現でいいのかな?)います.(どうでもいいけどこの曲に関しては全体的に唯の方が好み(もっと言うとエコー具合がいいのかも(笑)))


これは聴き比べたら分かる事ですが,普通の曲には2バージョンあるわけではないので,自分と本物との聴き比べをするわけですね.前は「なんとなく違うな」と思っても直せないとか,そもそも違うと気づくこともできなかったような部分です.

  • 作れるがゆえに,素直に覚えられない

これは考えすぎかもしれませんが,「音楽的に自然か」を勝手に判断できるので,自分で何も聴かずに歌う(ところまでが容易な)せいで,勝手に間違えて(作って)覚えてしまうことが多い気がします.


特に多いのが,拍の入りで,2音使うかかみたいなところです…ってこれじゃ分かりませんね….(例考え中)


  • 間違いなのか演出なのか分からない

たまに音程がかちっとはまらない歌い方をしている時,それが間違いなのかわざとなのか分からなくて,延々悩むことになります.例えば,はじまりの歌の「向き合うのは成果ではなく」の「で」は,F#とFの間ぐらいのような音なのです.本物がそれやるのは良いけど,真似てる身としては再現したつもりが「音程が悪い」と言われかねないのです.


最近では,スケッチスイッチの,「ラフがきプリーズ」「みんなの」の頭の音が,それぞれG#→GとA→Gで,その繰り返しの「あとでぷん」「おこらないで」が,両方A→Gに聴こえてどうしよう,とか.2番はG#→GとA→Gの繰り返しになってるので,多分本来はG#→GとA→Gだと思うのですが….



なんにせよ,ピアノにしか馴染みのなかった私としては,間の音があるというだけで一大事なんだなーと思います.あともちろん,楽譜からやるんじゃ無いってこと.