人に夢を与える人は嘘つきだ

「人に夢を与える人」は「嘘つき」ってことなんじゃないかな。


上から目線で物を言うという事は、必ずしも嫌われることではないよね。上から目線で批判された人は腹立つだろうけど、同じ事を思っていた人からすると、自分が上に立ったような気持ちになれるから。だから、「賢そうなこと」を書くと、それに乗っかりたい人が寄ってくる。本当は寄ってきた人も元の「賢そうな」発言をした「賢い人」からすると十分馬鹿だったりするんだけど、それを引き受けるのが「人に夢を与える嘘をつく」ということなんだ。


本当は馬鹿だと思ってる人をなぜ馬鹿だと言わないのか。なぜ嘘をついて、馬鹿の仲間の振りを演じてあげるのか。それは、嘘をついてまでしてもやりたいことがあるからだ。嘘をついてまで成したい事がある人が、嘘をつくのだ。この場合は、自分を信奉してくれている人の数が、自分の力として影響を持つようになるからだ。


なぜ異性の前で自分を良く見せようとするのか。就活で過去を偽るのか。私だったらそんなことしても結局疲れる事の方が多いと思うわけだが、それをする人にとってはそうではなくて、それらは嘘をついてまでしても成し遂げたい事だったのだ。


「嘘をつくという事が他の何よりも良くないことだと思っている」ということと「嘘をついてまでしても成し遂げたいことがない」という事は同じことだ。私が嘘をつかないとすれば、私には特に目的がないからだ。目的が無いなら,せめて嘘をつかないようにしようしているだけなんだ。そして私も、何か本当にやりたいことのためには、いつか一世一代の大嘘をつくのかもしれない。