イース7オリジナルサウンドトラック

Ys SEVENオリジナルサウンドトラック

Ys SEVENオリジナルサウンドトラック

この前買ったイース7のサントラ、凄く良かったです。超ノリノリだし、そうでない曲も聴きやすくて。


ゲームを盛り上げる曲としては過去最高級のレベルだと思うのですが…楽器構成とかも王道で、未知なる体験としての価値はあんまりないかな…とも思いました。とはいえ一つの到達点みたいな価値はあると思うのですが。


(執筆中)


曲調としては、ロックマンというか、(初代)聖剣伝説(つまりイトケン)みたいな感じかなあ。いや、イースはそういうのに並ぶ先駆者なのだから、「イース節」と呼ぶべきなのかな。そういうのを今作って完全に成功させたというか。昔の曲って、規模(構成)が小さいのですよ。で、ファミコンのような短い曲って、短いゆえに途切れないハイテンションの曲が作りやすいんですよね。全編サビみたいな感じで。それを見事に長い曲で、間延びせずハイテンションを保って作れた、みたいな感じです。


ただ、音質は、減点するところもないけど、特筆すべきところも無いかなあ。基本は打ち込み。生音は良い時は良いけど、下手に使うと埋もれて全然聞き取れなかったりするから。そういう不満は無いんだけど。「ちょっとこの音を旋律に使うのは好きじゃないかなあ?」と思った時も、同じ旋律を別の音色で使う前フリだったりして、結果的にはほとんど不満は無いんですけど。


うーん、凄く良いって言ってるのになんか否定的に見えるなあ(笑)。こういうメロディアスな曲を惰性では作れないと分かってるのですが、なんか方法論的に熱い曲を作ってるような気がしないでもないのですよね…。突き抜け感が足らないのかなあ。飽きやすいって話かなあ。もうちょっと自己満足っぽく作っても良かったというか…。


とはいえお気に入りには違いない。五段階評価ならギリギリの五ってところじゃないかなあ。

オススメ曲

本当に激しい曲もいいですが、アクションRPGの普通の道中の曲と思しき曲の方が好みかな。いわゆる聖剣伝説っぽいのですけど。


まあしかしどれか一曲が良いというよりは、アルバム全体として良いって感じだけどね。あとタイトルが全部英語で覚えにくいんだよねー。


まずは下記二曲が収録された動画を再紹介。これを見たら買う人は買うでしょう(笑)。

  • MOTHER EARTH ALTAGO

アマゾンレビューにもありますが、「最初のフィールドなのに普通のゲームだったら最終ダンジョン」っていう曲(笑)。途中からのクラシックギターが熱い。

  • VACANT INTERFERENCE

ボス曲。エレキギターにバイオリンっていうファルコムが最近多用する楽器構成。素直に滅茶苦茶かっこいいんだけど、6の「Mighty Obstacle」と比べると、普通かなあ…というのは厳しいかな(笑)。それにしても、ゲーム画面と一緒に見ると、最高過ぎて涙が出るね。ボスの登場シーンとかやばいぜ。


バイオリンとギターがユニゾンになっていくあたりが、ベタだけど燃える。CDでは曲に終止部がついてて、これも良い。誰かバンドとかでやってくれ。

  • EXTENSIVE FOREST GREEN

さっきから言ってる「ロックマン系」の一つ。哀愁を帯びたメロディ。口笛で吹きたくなる曲。森の曲なのかな。

  • DESERT OF DESPAIR

ロックマン系」。砂漠の曲なのかな。

  • SMASHING THROUGH THE MOUNTAIN PATH

ロックマン系」の中でもかなりそれっぽい(笑)。山道なのかな。主旋律の音色が抑え気味で微妙に違和感があったけど、何度も聴いてるうちにこれはこれで合ってるのかなあ思うようになった。とても自然に流れていくような曲と構成で好みだね。

  • SANCTUARY OF MEDITATION BREEZE

これはしっとり系の曲。

  • AN ASSAULT

イントロのイメージからすると焦燥感を煽るような感じなのかなーと思って聴いてるとメロディーが出てきて、凄く勇壮な感じだった。

  • To Reveal The Way To Go

これはもう「イースっぽい」と言いたいのだが、説明になってねえな(笑)。うーん、こっからDisk2なんだけど同レベルの佳曲ばかりで取り上げる曲に迷う。

これはなんだか…昔のアニソンっぽいという感じかなあ(笑)。

  • Legend Of The Five Great Dragons

大ボス曲。気合いの入り方が違う。ティンパニの使い方で笑う。展開が二転三転していくのは凄く良いのだが、サビっぽいところの音色がちょっといまいちじゃないだろうか…?その前の吹奏楽っぽいところが好きだなー。

  • Scias

多分「サイアス」っていうライバルキャラみたいなのとの決戦なんだと思う。ちょいドラキュラっぽい感じかな。しかしこれも前作の(多分似たような位置づけの)「Ernst」程のインパクトは無いかな…。(2010/3/4追記)「ガルバラン戦」の曲だそうです。適当なこと言ってすいません(笑)。

  • Person Who Brings End

これは音色面では一番いいと思った。怪しげな雰囲気からだんだん緊張が高まって、糸が切れたように色んな楽器が鳴りだす構成も好き。悲しげな旋律も、結構心に響いた。

  • Ancient Disputation

ラスボスかな?「Legend Of The Five Great Dragons」よりは無難な印象を受けるけど、でも素直に燃える曲で良いとは思う。

  • From An Effort Of The Revival

幸せな日々が戻りましたな感じの曲。まあイースの主人公は好き好んで冒険してるんだった気がするが。やったことないから知らんけど。

  • Reincarnation

バッドエンドか(笑)?いや、そんなに悪くない意味で(笑)。上の曲と合わせて2曲でエンディングとかそんなんだろうか。

  • Innocent Primeval Breaker

オープニングの曲のフルバージョン。「VACANT INTERFERENCE」と同じような楽器構成。隙の無い名曲ではなかろうか。でもなんか世界観を伝えるような感じではないような。



だー時間かかった!