本当の友達

自分が友達だと思ってる人と、第三者について評価を述べたりする時って平和じゃないですか。そこにお互いの利害が絡むこともないし、自分の方が賢いと言っても否定する人がいないし。で、自己申告を信じて「この人は賢いんだな」と思ってたら、評価される側になってみればもう絶望するぐらい程度の低い人であることが分かってしまったりするわけです。「お前味方じゃなかったのかよ」という感じで。


でね、例えば「学生の時の利害の無い関係」と「社会の利害のある関係」を比べると、「利害のある中でも信頼できる関係」を見つけやすいのはむしろ利害のある関係の方だと思うのですよね。潜在的に多いかどうかは分かりませんけど、試される機会が多いわけですから見つけやすくはなると。


だから、「利害があるところでは本当の関係なんて得られないよ」というようなことを言うのは、「私は利害のある場では信頼を得られる実力がない」と言っているように聞こえるのですよ。


まあ一人大学に残って就職するみんなを見送る立場なのですけど、新しい環境で友達ちゃんと作れとか言ったので、責任持って作り方まで書いてみたつもりなんですけどね。「どんな人と一緒に仕事をしたいか」と考えるのが一番じゃないかな。