性格の良い人になる方法

性格の良い人になる方法はそんなに難しくない。「性格の良い人だったらこうするだろう」と思う事をやればいい。ただしその実現は難しい。難しいのは方向性の決定ではない。それを実際に行うことだ。


人間のエネルギーには限界があるから、全てを完璧に行う事は出来ない。ではどうしたらいいか?「性格の良い人だったらどうするか?」と自分の胸に聞いてみればすぐ答えが出るはず。「限界までやる」じゃないかな?


多くの「自分の性格が悪い」と嘆く人は、本当に性格が良くなりたいとは思っていない。自分が楽したい、辛い思いをしたくない、裏切られたくない、そういう気持ちが優先される。それは誰だってそうだし、それを責める人はいない。みんな、人それぞれの限界と闘っている事を知っているからだ。しかし、他人が責めてこないとしても、自分の性格が悪いことで、自分自身を嫌いになってしまうところまで放置すべきではない。「これでいいんだ私は凡人なんだし仕方ない」と割り切れないレベルで性格の悪い人は(それは自分への要求の多い人という事かも知れないが)、性格を良くするという選択肢を検討したらいい。たとえそれが大変でも。


逆に、性格が良い人になりたくても実力の追いつかない人は、自分が凡人であるという事を受け入れることの努力をしないと、自分が嫌いになってしまう。そして、人は自分が嫌いなままでは生きていけない。


性格を良くする前に、自分を嫌いにならない事が優先だ。そのためにはまずは要求レベルを下げても良い。それが出来るようになってから、自分が実はどうしたいのか、自分の胸に聞いてみると良い。


性格の良い人になると得をする。しかしこれは性格の悪い人には実感できない。自分の中の「性格の良い人格」に聞いてみて欲しい。フィクションに出てくるキャラクターでもいい。その人は「他人の幸せが自分の幸せ」だと言っていないか?性格の良い人にとっては、それは建前でもなんでもなく、実際そうなのだ。そして、そう思えない人がいくら「性格を良くしたら良い事がある」と思って頑張っても、それに見合った見返りは得られない。見返りが得られないと言っているのではなく、「頑張りに見合うだけの見返り」が得られないのだ。