筑波山観測所の廃止とその理由

 気象庁は費用対効果を理由に01年12月、筑波山頂で気温や風などを測っていたアメダス観測所を突然廃止。以来、関東上空の寒気の変化がつかみにくくなり、専門家の間でも「雪の見通しが立てづらくなった」と、もっぱらなのだ。

気象庁は電波を使った上空5000メートルまでの風の観測網『ウインドプロファイラ』を新設したことで、筑波山は無用と判断。

 筑波山の観測所自体は06年に筑波大が復活させたが、気象庁はメンツがあるのか、そのデータを予報に生かしていないという。やっぱり責任逃れの自己保身?