シュタインズ・ゲート

これは評判通り大傑作でした。

STEINS;GATE Nitro The Best! Vol.5

STEINS;GATE Nitro The Best! Vol.5


シュタインズ・ゲートはそこかしこで絶賛されていたので、「こーれは教養としてやっとかにゃならんなあ」とずっと思っていたのでした。その矢先、Steamで販売が開始したので早速購入してやってみた、という感じです。ちなみに、地獄のミサワが薦めていたのをよく覚えています。確か、初めのうちは「ムムム」って思うかもしれないけど、そこで諦めずやってみてください、とか言ってたような気がします。確かにそんな感じでした。


凄く簡単に言うと、時間ループもので、望みの未来にたどり着くまでループし続ける、という感じのものです。


ゲームやるまで分かってなかったのは、これはほとんど選択肢のないノベルゲームだということですかね。途中から選択肢も出て来るけど、かまいたちの夜みたいに正解するまで死に続けるとかそんな感じではないです。そして、じゃあつまらないかと言ったらそんなこともないです。話がメチャ面白いので。ただ、そういう意味ではあまり好みのジャンルでは無かったという気持ちはあります。


そして最後だけは、その選択肢…のようなもの…によって正解のルートにたどり着かないとトゥルーエンドが見られないんですが…。その選択肢はちっとも見当つかなくて、私は攻略を見てしまいました。しかし、別に見て良かったかなというぐらい、めちゃくちゃたくさんの分岐の中から正解を当てなきゃいけないもので、自然にやってたら私はトゥルーエンドにたどり着く前に辞めてたと思います。まあ、時間がめちゃあったら、いつまでももがいて主人公の気持ちを体験しても良かったかもしれないなとは思うのですが。



あとは、どれぐらいギャルゲーっぽいのか?ということが気になってたんですが、なんというか、シミュレーションゲーム的な、攻略するというようなギャルゲーではないですね。普通に話の流れで各キャラが掘り下げられる感じです。これがかなりうまい構成で、唸ります。


ただ、メインヒロイン?はまゆり(青い方)とクリス(赤い方)(牧瀬紅莉栖と書くがめんどくさいからこう書く)の二人なんですが…。


(以下ネタバレなので反転よろ)


普通にしてるとノーマルエンドとしてまゆりエンドになるんですね。で、特定の選択肢を選んでいると、トゥルーエンドのクリスエンドに行くんだけど…いや物凄くトゥルーエンドの方がハッピーなんで望ましいんだけど、これだとまゆりはどうなっちゃうのかなあと…。


物語的にもまゆりエンドの所が自分的には山場で、その後はそれ以上の盛り上がりというわけでは無かった(もちろん、絶対にやってよかったのですが)という印象でした。


ちなみに私はまゆりとクリスだったらクリスの方が好きです。だからこそ、クリスが気丈にまゆりを救うことを選ぶまゆりエンドの方が好きかな、というような気がしました。


(反転おわり)


他には、全体的には厨二病っぽいとうか、主人公が厨二病なのは設定の一部なので、際限なくオタオタしいです。割と最初はきつかった。ただ、それも必要な設定のうちだと終盤には納得できますし、6章ぐらいからは物語が本格的動いてきてそれどころではなくなっていきますので、大丈夫です。


ただ、結局私もオタだから許容できてるのかな…と思う面はあって、あれを非オタがやっても楽しめるかというとそれは良く分かんないですね…。例えば現実で言う2ちゃんねるにあたる「@ちゃんねる」というネット掲示板が出て来るのですが、その「@ちゃんねる用語」が、私はほぼ全部分かるんですが、それが分からない人にはどうなんだろうと思います。楽しめるのかもしれないけど。


クリアして数日はゲームの世界に心が行ってしまって帰ってこられない感じになっていましたが、まあ私はそこまで空想にドハマりするタイプでもないので、数日で戻ってきました。



ちなみに、「3つのボタンでカービィボウル」というニコニコ動画のシリーズがあって、そこのラストにこのシュタインズ・ゲートのネタが使われているんですね。そこで興味を持ったので感謝しているんですが、ネタバレなのと、「3つのボタンでカービィボウル」の方が盛り上がってるんじゃないのかという問題点がありまして…(笑)。というわけで、シュタゲプレイ済みの人に(そしてカービィボウルに興味がある人に)はこちらもオススメです。