今日は、私が最近抱えている問題を、そっくりそのまま書いてみたい。

先週と今週で、芸ザ連の全サークルの面接をしている。

現状で、正式な練習場所を確保できていないサークルはいくつかある。
専用の練習場所があるサークルは半分ぐらいかな。
かなりのサークルが学校の教室などを借りている。
当たり前の話なのたが、教室などは学校の行事で使えなくなったり、
日によっては研究室から苦情が来たりする。

最近加盟したアカペラサークルと太鼓のサークルなどは特にひどい。
彼らの基本的な練習場所は、学校内の「活動場所」として学校に申請すらできないような、
なんちゃら棟前、などである。
学内どころか、学外からの苦情もよくくる。

今現在サークルの活動場所は明らかに足りていない。
ので、毎年3回ある、「課外活動連絡会」なる、大学と学生の意見交換の場、
という会議に、練習施設を増やせと言いに行くためにできるかぎりの調査をしようと
鬼のスケジュールで面接をしている次第である。


もちろん、そんなにすぐ満足のいく施設が建つわけはないが、
でなければ、せめてプレハブ小屋でも、などいろいろ打診していく予定である。


ここで想定される学校側からの返事は
独立行政法人化で予算も少なくなり…」

である。ま、今までも主張は退けられてきたらしいのだが。

さて、私の普段の役職は財務局長である。
仕事柄、学園祭などの行事の予算決算を見る立場にいる。
今まで、紙など学校に申請すればもらえたていたものが、
独立行政法人化で予算が減り」と学校に言われ、もらえなくなったという話をよく聞く。


しかし、こちら(学生)は予算を立てている。それも、
購入する物一つ一つの値段を実際に調べてくるという、すさまじく厳密な。
大学の予算が減ってきていて、今まで通りに物品がもらえないというのであれば、
もらえる分、つまり、大学側の予算を提示してもらうしかない。


つまり、「予算が減ってる」だけじゃ納得できないから、予算提示しろ、
と言いに行くべき状況なのである。


練習施設の話をしに行くと、間違いなく予算がないから、と言われる。
そこで、私はもう一勝負することになるわけだ。

大きな建物を造るならなおさらである。毎年使える分がいくらで、
など提示してもらわないと、長期的に立つ見込みさえ分からない。

「検討しておく」程度で済む状況ではないのである。事態は緊急である。
そのことを証明するため、今面接しているわけである。


独立行政法人化、ということはどういうことなのか。
勉強不足だが、基本的には、「勝手に経営しろ」という方向だと思う。

であるならば、「独立行政法人化したのならば、予算提示できますよね?」
という主張はおそらく、真っ当なものだろう。
それが真っ当である確証はまだあまりないので、これから勉強する。


とにかく、「課外活動連絡会」はほんとにひどいもので…
なんで大学の上の方の人ってああなっちゃうんだろう…。
芸ザ連の新しい顧問はほんとにただの研究者で、非常に好感が持てるのだが…。




そしてもう一つは、芸ザ連内での施設の振り分けである。


学校が施設建てるかどうかに関わらず、芸ザ連内で、すでに不公平は存在する。
それは芸ザ連内のことなのだから、学校に施設建てろとか言う前に私たちで解決すべきなのである。



たとえば音楽室を使っているサークルとそうでないサークルの差はなんなのか。
単純に「前からいた」という理由しかない。
いや、あるいは規模の違いもあるだろう。しかし、話し合った結果ではない。

今日面接したサークルで、そのサークルは音楽室1つを部室として占有しているのだが、
「ま、現状維持でいいっすよ。」と言ってきたので、
「もしかしたら他のサークルさんと話し合って、少し譲ってもらうこともあるかも…」と言ったら、
「そんなの全然聞く気ないです。ありえんて。」

と笑いながら言ったのだが、「聞く気ない」ということがどういう意味か分かってるのだろうか。

例えば、音楽室を使いたいサークルを集まらせて、協議をするという会を設けたとしたら、
そこで現在練習施設を全く使えていないサークルがいても、全く譲る気がないというつもりなのだろうか。

そんなことしたら、当たり前に芸ザ連からそのサークルを追い出すよう提案しなきゃいかんのだが。
そしたら、音楽室の優先権から何からすべて失うことになるのだが。


私は不思議である。
前から使っていたから、というのが理由になると思っているのだろうか。
使っている方もそうだが、使えていない方はそういう不満を抱かないのだろうか。


ここで問題になるのが、責任者会議というものである。

芸ザ連の最高議決機関なのだが、近年全く機能していない。
なぜなら、サークルの責任者が、ひとかけらも責任を感じていない人ばかりだからである。


なぜそこで、「施設が足りていない」という意見が出てこないのだろうか。
なぜサークルの方から芸ザ連に要求してこないのだろうか。
聞けば、緊急を要するサークルもたくさんあるというのに。


音楽室の使い方だってそうである。「一つのサークルが占有している」
と、主張してくるサークルがなぜいないのか。

いや、これはもうこちらが把握すれば、こちらから議題にも出来る。

しかし、もう一段階さらに問題がある。
会議の2/3の承認、というものである。

例えば、1サークルを脱会させるかどうかなどの判断を迫られた時、
あの無責任集団がはたして判断できるだろうか。

「そんな重いことが自分の票で決まっちゃったら…」と思うに違いない。

結果、何も変わらない。
そう思うからこそ、誰も議題を提出してこないのだろう。
(専門用語で言うところのデフレスパイラル)


しかし、そうやって皆があきらめている世界のままでいいはずがない。
「自分が動いたって何も変わらない」と思っているのは、
その人が自分の言動にすら責任を持っていない証拠である。


皆が思っているより、1人の人間の存在は大きいと思う。
…皆が私のことをどう思っているのか知らないが。

自分で考えることを放棄すれば責任は負わなくて済む。
しかし文句を言うだけで何も出来ない人には私はなりたくない。



…ケンカごし以外で、今言ったような問題が解決できるという
人生経験豊富な大人の方がいらっしゃったら、是非助言してください…。
正直自分の立場にある責任が死ぬほど怖いです…。